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『統計哲学』
分会(2021.1〜2021.4)
【テーマ】
統計学を哲学する
【使った教科書】
大塚淳(2020) 『統計学を哲学する』 名古屋大学出版
【参加者のレベル】
B4:4人、B3:1人、アドバイザー
【開催目的と学習した成果】
第一に、統計学を用いた研究をするにしてもその成果を吸収するにしても、各理論や実践に前提とされる思考や信念を捉えておく、もしくはそれについて考える緒を得ておくことが今後望ましいと考えたため。
第二に比較的カジュアルな読書会、意見交換会が今まで開催されていなかったようなので、分会のタイプを増やすという意図もあった。
全体を通し、統計学の手法を用いた結果をそれだけで無条件無批判に受容することの問題点の確認、各手法がいかなる意味でその結果を正当化しうるのかについての意見交換・整理やその他各章に関連するトピックについて疑問点の共有を行なった。会としての成果物を想定した分会ではないため、今後各自の活動の中で本会での知見が活かされるならばそれが成果物となる。
同書のコンセプト上、厳密な証明や思想の沿革や詳細に踏み込んだ議論は展開されなかったため、参照された文献や関連する哲学分野について各自の興味関心に従い、当分会のチャンネルで情報を共有するもよし、新たに分会を建てるもよしというスタンスでいる。
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