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全体会(2020.4〜9)

基本的には前提知識を要求せずに、ボトムアップを主眼に取り組んだ。「全体会」という名前だが、人によっては既知の内容になるため、必要な人が出席するという形式を取った。数学的な基礎を作るための『統計学』パートと、分析ツールとしてRを使用できるようにするQSS:『社会科学のためのデータ分析入門(上)』パートの二部構成で行った。

久保川達也・国友直人(2016)『統計学』東京大学出版会
この本は統計検定2級の指定教科書になっており、経済学部科目「統計Ⅰ・Ⅱ」の教科書にも指定されている。統計検定2級程度の統計学の知識がなければ、プログラミングなどが仮にできても有意な分析は難しいため、底上げを目的とした。数学のレベルは、高校や前期教養でどのような講義を取ったのかによって参加者によりまちまちなので、内容の説明と演習問題に取り組んだ。2020年4月から9月までで、第2部:確率(第8章多変数の確率分布)までを終わらせた。

今井耕介(2018)『社会科学のためのデータ分析入門(上)』岩波書店
Rを使用した統計分析の基礎を学ぶために使用した。本文を読んだ後、章末の練習問題を解くやり方で進めた。司会者が本文や練習問題の説明をしながら、つまずきがちな部分を各自補足しあった。またR studioやtidyverseを導入し、使い方についても扱った。

 
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